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2023/11/28 22:52


昨日に引き続き、HELMUT LANGの解釈についてです。


HELMUT LANGはポストモダニズムを掲げたアーティストとの親交が多かったと聞きますが、

その価値観の一つである伝統的な芸術の撤廃=ヒエラルキーという価値観のある種の否定でもあるとも考えられます。

その考えで行くと、労働者階級の産物であったデニムをブランドで全面に押し出して、USのストアブランドやイタリアのハイブランドなどが商業的・戦略的に販売したという文脈も勿論ありますが、いわゆるアッパー層にまで届けたというのは紛れもないヒエラルキーの撤廃の一つなのではないかとも捉える事ができます。

さて前回の記事で前述させて頂いたHELMUT LANGの実際に着用してみての感覚・感想などを述べさせて頂ければと思います。

実際ミニマルといっただけあって一見なんら変わらないようなデニムと捉えられる事が多いかと感じます。ただCLASIC CUTや ITALIAN CUTといった形状によりますが、基本的にはもともとデニムに代表されるLevisなどの武骨なシルエットと比べ、縦にシルエットが強調されるようなデザインです。

いわば洗練されたシルエットです。

またHELMUT LANGのデニム最大の特徴は洗練されたシルエット+デニムの経年変化を楽しめるといった点にございます。

大量生産したブランドではシルエットは表現できるが、生地があまり丈夫ではないので経年変化を楽しむことが出来ない。

またLevisなどでは生地の経年変化が楽しめるが、絶妙なシルエットは表現できない。

さらにアート的な文脈を孕んだ、現代デザイナーズブランドのスタイリングにお落とし込みやすい。

これが現代ファッショニスタのツボに刺さる、あまり言語化されないHELMUT LANGの魅力であると思います。

私自身HELMUT LANGのデニムパンツは合計で6本ほど所有させて頂いていますが、全てが違う色落ちになっているので合わせる服によっても変えてたりします。

経年変化に関しても色落ちの色味、クオリティが素晴らしい程に計算されたものとなります。







またストリートの文脈によるHIP HOPカルチャー然り、オーバーサイズのトレンドが収束していきつつある現代のファッション界においてHELMUT LANGは「ミニマリスト」といった現代社会の感性に沿うようなキーワードも内包されており、ITの発展により1分1秒で物事が移り変わっていく現代社会で生きる私達に寄り添うような位置にいるのではないかと考えます。







「私服出勤が可能な方には特におすすめしたいアイテム達」



長く大切にお使いいただけるアイテムですし、年月が経つに連れ、価値も上がっていくモノです。

一生モノ、または自身の息子に託せるようなアイテムであるので、ぜひ一度ご所有されてみてはいかがでしょうか。

またご友人・ご自身へのプレゼントなどにも最適かと思います。

特別な時間を彼の創造したアイテムと共に過ごされてみてはいかがでしょうか。

CETTEN 代表 荒井

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