In-store pickup is available for items purchased online.

2023/12/05 10:54


毎度お世話になっております。


昨日は知り合いの陶芸家の方のイベントにお邪魔させて頂きました。素敵なアーティストの方々が集まられ、サウンドや空間構成、モノを作る行為、素材作り、誰のために作るのかなど、価値観を広げる意味でもすごく貴重な体験をさせて頂きました。そんな日常を過ごしております。

さて本題に入りますが、昨日・今日より入荷のレザーアウターをご紹介させていただきます。

既にオンライン・店頭で売れてしまった物も多く、大変嬉しい限りでございます。ありがとうございます。

それでは良ければご覧くださいませ。


「Brown leather tracker jacket」



Levisの3rd typeをベースに袖にはボア、ブラウンの程良い経年変化が特徴のトラッカージャケット。

特別にユーロより仕入れた1着となっております。

レザーの表記などは明記されてはおりませんが、シワ加減などから牛革であると推測されます。

レザーの質感もかなり柔らかく、乾燥などによる割れなどもなく軽い手入れで長期間お使いいただけるかと存じます。

袖のボア部分がある事で、情緒的で武骨さを保ちつつ、モードシーンにも対応するような1着であると感じられます。

CETTENでは「侘び寂び」という価値観を大事にしており、移り色褪せゆく姿まで美しいといった私達日本人の先祖から代々伝わる価値観を
洋服として表現されているという点から実に和洋折衷を目指す当店の在り方に相応しい1着として今回お迎えさせて頂いた次第であります。



「Stand collar leather jacket」


少し細身のシルエットにスタンドカラーの立ち具合が魅力をより引き立てます。
ミニマルな全体像に洗練されたシルエット。Dirk Bikkembergsのような立ち襟具合に、男らしさを体現するエッセンスが内包されている気がしてならないです。
バイヤーの想いと致しましては、レザーは元々は動物の皮膚。外側にあるもの。その皮膚を私達人間が纏って常に外側に居る。人間の皮膚は常に中に押し込められてますが、動物の皮膚は常に外側。その普段は外側にいるべくしている皮膚を中に閉じ込めても良いのではないかと。
なので、チェスターコートやトレンチコートの中に閉じ込められるようなサイズ感で、その中にいる動物の皮膚が中に居ながらも立ち襟により存在感を出せる点も良い。そういった「元来当たり前にある価値観も再編していくのも妙味ある事である」という価値観を込めて今回迎えさせて頂いた次第であります。とはいえ、本来のアウターとしては1枚で着ていただける物でもあるので、ある種、2WAYといった物ではないでしょうか。
本来であれば他のレザージャケットと同じ値段にしようと考えておりましたが、そういった総合的なスタイリングでの活躍も祈っておりますので、運営チームでの話し合いの末、少し他のレザーよりも安くご提供させて頂いていおります。

「Super oversized leather jacket」


大まかな文脈においてオーバーサイズが終焉となりつつある現在のモードシーン。
とは言えども海外ではストリートが主流ですのでまだまだトレンドではなく文化として発展していくかと存じます。
よりトレンドに沿う形であるならば、テックな装いなどとの相性は間違いなく活躍いただけるかと。オーガニックな生地とナイロンなどの化学生地の融合ももはや美しいとの価値観を感じております。
そんなスタイリングと共に表現していただけたらと感じております。

「Fur collar suede jacket」


襟のファー部分が特徴的なスェードジャケット。
レザーがやはり主流ですが、今回バイヤーの意向によりスェードの良さを感じて貰いたいとの事でジャケットの入荷を致しました。

サイズ感は割と普遍的なサイズ感で、普通体型であれば165cm〜180cmの方まで広くご着用いただけるかと存じます。

ファー部分の柔らかさも含め、野生的であるのと同時に理性的なスタイリングや、暖かさも備えるジャケットです。



「最後に」

そんなこんなで抽象的な表現での説明をさせて頂きましたが、詰まるところ全て「ホンマにカッコいい」という言葉に帰属いたします。

そんな「ホンマにカッコいい」ジャケットを着て今年の冬をより良いものにしてくだされば、私この上なく幸せな物であります。

今回も長くなりましたが、お読み頂きありがとうございます。

CETTEN 荒井