皆様、お久しぶりです。
代表の荒井です。新たな年を迎え、皆様それぞれに目標やテーマを立ててらっしゃるかと存じます。
私は、今年は体調・体型の管理を考えております。
歳を重ねると段々と体型維持は難しくなりますね。まだまだ小童ではございますが、ひしひしと感じております。
さて今回はCETTENのテーマについてお話できればと思います。
CETTENとは何か、
「言葉」というものはある対象者からある対象者へ声として発せられた途端に様々な感情や文脈が込められてしまい、違った意味で伝わる危険性を孕んでいる為、本当は言葉を用いる事なく雰囲気で感じていただけると幸いなのですが、
今回はあえて自身の考えと共に出来るだけ客観視したようなCETTENのイズムと自身の主観的な考えを書き記そうと考えております。
CETTENは2021年5月1日に、当時大学生だった私が中崎町のサクラビルの一室を借りて始めた古着屋です。
当時の私は大学生でまだまだ自身の考えについて思慮深く考えられるような段階ではなく、勢い任せだったため、コンセプトなどは特に存在しないに等しい古着屋でした。
ただ、自身の中では表層的なファッションは実は内面の成長に繋がるという思考は存在し、表層だけでなく感情にもフォーカスしていったのは記憶に新しいです。
それから服というカテゴリーの中で自身が何を表現できるかを常に自問自答し、我は何であるか、経済構造や心理学、行動経済学から、哲学、社会経済学、服飾論・美術論まで様々な視点から自身と向き合いました。
その中で自身が納得のいく結論として今現在ではCETTENはこうであると宣言します。
⇒CETTENのキーワードとは
「和」 「循環」 「Ambient」
CETTENとは「和」の空間で「循環」を表す古着を販売しており、
古着の中でも「Ambient」≒シンプル≒ミニマル≒ノームコアな服をメインに取り扱っている。
「侘び寂び」といった「和」の心を尊ぶ気持ちを重視し、服においてはジーンズや革が経年変化する様が美しいと定義付けている。
また、「ゴミ拾い」といった活動もしており、「循環」を象徴している。
「和」という言葉には、硬貨の単位にも使用される「円」という感覚があり、「円」とは循環を差す。
CETTENとは「接点」であり、人と人が接する点、人と服が接する点。「円」とは点の集合体であり、そこにそれぞれの「接点」が存在する。
ゴミ拾いとは「循環」の他に「瞑想」という感覚が存在する。「Ambient」な服装を身につけて心を整える。
CETTENは循環をテーマとしており、XYZ世代間の対話を目標としている。
「アーカイブ」と呼ばれる過去のデザイナーズブランドの古着を扱うにあたって「循環」を意識している。
40代前半の方が若かりし頃(1990〜)にカッコいいとされていたブランドを新たに扱う事によって若者達にその文化ごと「循環」させるという価値観。
またそれにより今のZ世代が何を感じるのか。
新たな合わせ方(スタイリング)を研究するのも良し、その価値観に触れて新たな「アート」を創出させるのも良し。
また、XY世代の方にも今のZ世代と呼ばれる私達の感性を基に、新たな価値観を創造すること。
相互理解し、お互いを尊重し、互いから学び、共鳴し合う事こそが「循環」であると考えている。
CETTENは常に「Ambient」な存在でありたいと考えている。
あえてこういったように宣言しますが、それはCETTENのお店の内装やSNS、服やSTAFFから感じられる雰囲気のそれと捉えていただき、楽しんでいただけると幸いです。
CETTENは副次的な存在に過ぎません。主体は人間でその営みの中でお客様やスタッフ達が何を感じるのか、ある種実験的な取り組みを続ける組織であると捉えて頂いて構いません。
これから今年は様々なイベントを開催致します。
今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
CETTEN 代表 荒井