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2025/05/05 18:39



──ARNYSと、素材に惚れた話。


こんにちは、CETTENバイヤーの江島です。


春が深まってくると、服の見え方も少し変わってくる気がしてます。


重ね着でつくる冬のシルエットとは違って、一枚一枚の"質感"や"素材の表情"がより際立って見えてくる。


そんな季節だからこそ、


紹介したいのがARNYSです。


パリの老舗にして、選び抜かれた上質な素材に語らせること。そこに静かな技術を重ねて、"沈黙の存在感"を宿らせるブランドです。


今回は、そんなARNYSの魅力を感じてもらえるアイテム達をご紹介します。


どれも、服そのものというより

「素材」から心を掴まれる。そんな服達です。



01 | POLO SHIRT


まずはこちらのポロシャツ。


一見シンプルに見えますが、

袖を通すと「お?」と思わせてくれるやつです。



使われているのは

カルナックコットンという希少なエジプト綿。


この綿は、細くて長く、しなやかで光沢があり、

そしてとても丈夫。


肌にすっと馴染んで、

それでいてピンとハリのある独特の感触は、

ぜひ触って体感してほしいポイントです。



02 | TAILORED JACKET



次はテーラードジャケット。


セミノッチドラペルにチェンジポケット、胸ポケットとフレンチクラシックな仕様ながらも構えすぎない柔らかさが魅力です。


生地には、

SOIE(シルク)40%、LAINE(ウール)30%、VISCOSE(レーヨン)30%を使用。



これが実に絶妙で、

写真からでも伝わると思いますが、


このシルクの艶感、ウールの骨格、レーヨンのしなやかさが混ざり合って、動きの中で表情が変わる一着です。


硬すぎず、でも品のある、ARNYSらしいジャケットです。


03 | SET UP


最後は、個人的にとても気に入ってるセットアップ


シングルのテーラードジャケットとスラックスの組み合わせです。


生地にはLAINE(ウール)100%、Superfine120'sが使われています。



これはいわゆる、「極細番手ウール」で

スーツ地としては非常に高級なランクに位置してます。


極細のウールは驚くほどしなやかで、

艶もあり、軽いのにきちんと落ち感があります。


控えめなグラフチェックも僕の推しポイントでもあります。


上下で着るとクラシックに、

バラせばカジュアルにも。


こうゆう振り幅のあるセットアップって、

ワードローブの中でも結構頼れる存在だったりします。



今回のARNYSの3点、どれも共通しているのは


「素材で語っている服」


だと言うこと。


どれも静かで、主張しすぎない。

けれど確実に、上質さが伝わる。


着る人自身が完成させるような、余白ある服。



最近のラグジュアリーは、かつてのような華やかさよりも、静かに質を語る方向へと移行しているように感じます。


「いい物を長く大切に着たい」

という現代の消費者の志向。


ラグジュアリーの在り方が変わりゆく今だからこそ、

こういった"静かな主張"に魅力を感じる人は多いのではないでしょうか。


ぜひ店頭やオンラインで、

この3点に触れてみてください。


きっと、写真では伝わらない

"素材の言葉"を感じていただけるはずです。